JとE子の役に立たない英語

会話の中から生まれた、役に立たない英語小話

【Language Exchange】 最初の1人目 イギリス人男性

Language Exchangeのパートナー探しで最初に会ったのは、35歳くらいのイギリス人男性、ジェームスさん(仮名)だった。

もちろんジェームスさんは日本語を勉強したくて、私は英語が勉強したい。

このサイトで連絡を取り合って、初めて会う人だったからかなり緊張した。

 

返信を日本語で返してくれたのだけど、待ち合わせ場所の確認の言葉で目に飛び込んだのは

「スタルバクスであいましょう。」

ジェームスさんはその他にもテニスの大会で有名なウィンブルドンも「ウィンボルデン」と書いていたし、う~ん、さすがに発音がいいな~。

 

ジェームスさんは東京から離れた他県の大学で研究をしている非常にまじめな人だった。

会ってみると、とっても優しそうな、素朴な感じな人で話しやすかった。

私はちょっとシニカルな人間なので、ジェームスさんがいい人すぎるのか話が通じない部分もあったけど、穏やかにのんびーり他愛のない話をして過ごす。

 

そしてここで振り返ってみると、5人のLanguage Exchangeパートナーと会ったけど、私が必死に?英語でのコミュニケーションをして、5人とも基本的に英語で会話が進んでいた記憶がある。

彼らが日本語を勉強したいからと必死で日本語を話していた時間って、あまりなかった気がする。

もしかして私の我が強かった?いやいや。私はもともとイケイケな人間でもないし、どちらかというと受け身な人間だから、向こうが日本語での会話を希望するならどこまでも一緒に頑張るだろうし、英語圏の人は日本人よりも自分の目標に向かって貪欲なタイプになる場合が多いから、どんどん日本語で話してくると思う。

 

そう考えると、Language Exchangeを希望している日本滞在の外人さんって、日本語を学ぶこを第一目標にしているんじゃなくて、友達が欲しかったんだろうなって、今になっては感じてきた。

 

ジェームスさんは東京に住んでいないので、その後も1か月おきに2回程会い、なんてことはない会話を楽しんだ。

その後彼は西日本に拠点を移すことになり、東京に来ることがなくなり会わなくなってしまったのだけど、Facebookで繋がっているのでときどきメッセージのやりとりをしている。

 

Facebookの投稿を見ていても、彼はほんわかしていて、足の悪い母国のお母さんを心配するとても優しい人だった。

Language Exchangeパートナーの1人目がもし怖い人、合わない人だったらもうLanguage Exchangeをやめちゃったかもしれないけど、ジェームスさんみたいな人でよかったなって思う。