JとE子の役に立たない英語

会話の中から生まれた、役に立たない英語小話

【bird】 私は鳥?私の存在は鳥なの? いえいえ、イギリスの俗語では・・・

出会ってから1年くらいまでは、結構ケンカしてた。(今もタマにするけど)

その原因は大抵、Jが私を「犬か猫みたいに扱うから」。

その頃は職場が近かったこともあったし、一緒に過ごしたくって、よくJの家に遊びに行ってた。

私はそんなに「構ってちゃん」ではないと自負してるんだけど

あまりにも粗末に扱われると、ガッカリしちゃうときもある。

 

何を言っても反応がなかったり

大事な記念日なのに(私の誕生日とか)、「もう十分遊んだでしょ?帰ってね」と言われたり

口論して出て行っても、ひとっつも追いかける素振りを見せなかったり

(そしてその後も電話とかメールなし)

そろそろ来るって知ってるのに雪降る寒い中、マンションの外でずっと待たせたり

(不運にも携帯の電池が切れて、登録してある電話番号もわからずで)

深夜近い時間に帰るのに、東京のど真ん中なのに、駅まで見送りとかなしだったし

(いやね、私もそこまでか弱くないけどね)

ベッドに横たわっていると約100キロの巨体のクセに思い切り乗っかってきたり。

 

でも今は以前よりこういうことなくなった。

私自身も変な求め方し過ぎてたって気づいたし

Jが恐ろしく忙しくて、集中しはじめると他が何もわからなくなることも、やっとわかった。

で、自分も会社を離れて自分で稼ぐようになると、この真剣さ、切迫感が身に染みて理解できるようになった。

 

でも当時はよくJに向かって

「私のこと、よく家に遊びにくる犬か猫くらいに思ってるんでしょ!!うわーん」

ってよく言ってたw

扱いも「女性」というより「ペット」って感じだし。

 

出会って2年くらいのころ、Jの友達がBarに集まってるところに2人で行った。

その誘いの電話にJが応えているのが耳に入った。

「I will take my...bird.」

 

え?!bird?鳥?!それ私のこと!?!?

犬でも猫でもなく、ああ、私は鳥だったんだ!!!!

はい、どうせいつもピーピーまわりで言ってますよー。

「なんだよ鳥って~」とJに冗談ぽくその後もつついてたんだけど、Jの反応はアハハハくらいなもんで。

 

そんな話をBarでJの友達にしてみた。そしたら教えてくれたの。

「birdはね、イギリスのスラングで、ガールフレンドの意味だよ」って。