JとE子の役に立たない英語

会話の中から生まれた、役に立たない英語小話

【Language Exchange】 3人目 ロシア人女性

ついに希望していた女性のLanguage Exchangeパートナーと会うことができたのは3人目。

ロシア人のナターシャさん(仮名)はドイツに長年住んで既にドイツを生活の拠点にしているので、ドイツ語が堪能。

国際的な企業に勤めているので英語ももちろんできるし、当時の私はドイツ系の外資企業で働いていたのでドイツ語にも興味があった。

 

40歳くらいのとても親しみを感じる女性で、いくつか共通点があったところにさらに親近感がわいた。

お互いドイツの会社で働いていたし、旅が好きでお互いしょっちゅう色んなところに行って、その話で盛り上がれる。

 

そして、お互い自分のパートナーを溺愛しているところもくすぐったいぐらい共通していた。

私はJが大好き。一緒にいるのがすこぶるシアワセ。

ナターシャさんもドイツ人の旦那さんが大好きで大好きで、出張で家を離れているときには眠れないらしい(笑

話の端々でも、ちょっと照れながらも大好きオーラとのろけオーラを出しまくる。

それがわたしにもなんだか嬉しかったし、アラフォーでも純な感じで大好きさを表現している様子が可愛らしというか、安心感があるというか。

 

ナターシャさんは日本語学校に2年通い、会うたびに日本語が上達していくところにかなりビックリしていたのを覚えている。

最初は「わたし、、、の、ナマえは、、、ナターしゃです」とカタコトだったのが、最後は日本の新聞を学校の課題で読んでいるほどに!

 

日本には数年仕事の都合で滞在することになっていたのだけど、日本をとても好きになってくれる様子を感じることができた。

そして、私が行ったことがないところ、日本らしいところを教えてくれる。

例えば、東京なら問屋街である合羽橋。私は行ったことがない。

でも、かなり楽しくて興奮するらしい。。。食べ物のプラスチック模型の作成体験なんかもできるらしく、家にも誇らしげに模型のレタスが・・・笑。浅草にも近いし外国人に人気みたい。

ナターシャさんに教えてもらうまで私はそんなところだなんて知らなかった。

 

逆に日本を紹介したいと思って、会う機会にどこに行こうと考えると、自分がどれだけ「日本らしさを感じられるステキな場所」を知らないかを思い知らされる。

そして、結局ナターシャさんの提案で日本らしいイベントやレストランに行ったりすることが多い。

 

今はどうかわからないけど、まだ会ったばかりの頃にナターシャさんが言っていた一番お気に入りのレストランは海鮮居酒屋チェーンの「はなの舞」だった(笑

確かに色々あるし、安いし、雰囲気が典型的な居酒屋だし、楽しいかもなー。

色々食べログとかで調べて人気のお店に行っても、ナターシャさんはあまり喜ばない。

 

おそらく今年あたりドイツに帰ってしまうと思うんだけど、とてもステキな友だちと会えたなって思っているし、これからも大切にしたい関係。

 

 

 

 

【Language Exchange】 2人目 アメリカ人男性

Language Exchangeパートナーを探すにも英語を母国語、もしくは主流の言語とする国はいくつかある。

ぱっと浮かぶのはアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドかな。けれど、その他にも香港やシンガポール、フィリピン、インド、アフリカの一部の国の人たちも英語ができる。

そして、同じ英語でもそれぞれの国で言葉遣いや発音、バックグラウンドの文化がまったく違う。だから、誰の英語に影響を受けるか、どの英語が自分にとって快適かは結構重要なことなんじゃないかと思う。

 

私がLanguage Exchangeパートナーを探していた当時は、ドイツの外資企業で働いていた。本社とのやりとりは英語になるんだけど、彼らの働き方、人当りの良さ、英語のわかりやすさには馴染んでいた。(もちろん担当者によって差はあるけど)

 

英語が母国語じゃない人って、わかりにくいひねった表現や慣用句を使わないのでわかりやすい部分がある。教科書的な基本の文法に忠実だったり、言葉を省いたりしないから私には理解しやすかったりする。あ、もしかしたらドイツ人だったからかも。そして、意外とアジア圏の人の英語はかなりブロークンな気がする。アジアの曖昧文化がここにも出てるのかな。

 

また、以前にはアメリカ系の外資でも働いていたんだけど、これももちろん担当者によって差はあるけれど、アメリカの人って他の国の人に比べるとちょっとドライなイメージがある。

メールも相手への挨拶や気遣いの言葉、ちょっとした雑談なんてなしに、状況説明もなしに要件1行のみなんてザラで、メールの無視とか電話の受信拒否とかもよくあった。

それに比べて、そのアメリカ系の企業で働いていたときも世界中の工場とやり取りをしていたんだけど、アメリカ以外の国、例えばイギリス、ブラジルなど他の国の担当者はなんというか、言葉に心があった。仕事上でちょっとした問題が起きても、現場の状況をきちんと説明して対処してくれたり、仕事がやりやすかった。

 

私の偏見もあるかもしれないけど、そんな環境にあった私の場合、Language Exchangeパートナーを探す上でもアメリカ人よりもヨーロッパの人を希望していた。オセアニアの人はこれまで接点がなかったのもあるし、なぜかLanguage Exchangeのサイトでも30歳代以上の人からのパートナー募集がほとんどなかった気がする。

 

けれど、パートナー募集で出ている中でも選択肢には限りがある。

私の絶対条件としては、「30代以上で落ち着いた感じがする人」だったし、相手にコンタクトをとって返信がなければそれ以上前に進まない。

なので、Language Exchange2人目は、アメリカ人の45歳くらいの男性、デイブさんとなった。

 

デイブさんは日系人で、見た目は日本人。アメリカで生まれ育ち、日本語はほとんど話さない。

カフェで待ち合わせをして、簡単な挨拶をして会話を始める。英語で。

なぜだかわからないけど、デイブさんは私の話し方、身のこなし方、顔つきまで日本で生活したアメリカ人っぽいという。

日本でずっと生まれ育ったというのに、アメリカで過ごしてきた日本人と動きや顔つきに近いものがあり、アメリカにいたでしょ?嘘つかないで、とまでいう。

デイブさんが日系人だからそんなこと思うのかな・・・同族意識願望を抱いて、みたいな。

私が闘病時代を抜けて、色んなことに希望を持っていたというか、テンションが高い時期だったからそんな風に感じたのかな。

 

でも、話していく間に今後のデイブさんのビジネスの話になった。

なんでも彼は、日本でオンライン英語教師のビジネスを立ち上げたばかりらしかった。是非私にも試してみてほしいから、帰ったら詳細を送るね、とのことだった。

会話の後半はそのビジネスの宣伝のようになってしまっていたのだけど、私自身はお金もないし、Language Exchange使えばそういったものを利用しなくても学校に行かなくてもほぼお金を使わず英語を学べる環境が作れるし、そこまで興味がないことを伝えていた。

 

そしたらその後デイブさんからは連絡なし。

デイブさんは日本語を学びたいという雰囲気は一切見せなかったし、もしかしたらLanguage Exchangeを通してお客さんを探していた?なんても感じたり。

これだからアメリカ人は…なんてはもちろん思わなかったし、うーん、こんなパターンもLanguage Exchangeにはあるんだなって思った話。

 

 

 

【Language Exchange】 最初の1人目 イギリス人男性

Language Exchangeのパートナー探しで最初に会ったのは、35歳くらいのイギリス人男性、ジェームスさん(仮名)だった。

もちろんジェームスさんは日本語を勉強したくて、私は英語が勉強したい。

このサイトで連絡を取り合って、初めて会う人だったからかなり緊張した。

 

返信を日本語で返してくれたのだけど、待ち合わせ場所の確認の言葉で目に飛び込んだのは

「スタルバクスであいましょう。」

ジェームスさんはその他にもテニスの大会で有名なウィンブルドンも「ウィンボルデン」と書いていたし、う~ん、さすがに発音がいいな~。

 

ジェームスさんは東京から離れた他県の大学で研究をしている非常にまじめな人だった。

会ってみると、とっても優しそうな、素朴な感じな人で話しやすかった。

私はちょっとシニカルな人間なので、ジェームスさんがいい人すぎるのか話が通じない部分もあったけど、穏やかにのんびーり他愛のない話をして過ごす。

 

そしてここで振り返ってみると、5人のLanguage Exchangeパートナーと会ったけど、私が必死に?英語でのコミュニケーションをして、5人とも基本的に英語で会話が進んでいた記憶がある。

彼らが日本語を勉強したいからと必死で日本語を話していた時間って、あまりなかった気がする。

もしかして私の我が強かった?いやいや。私はもともとイケイケな人間でもないし、どちらかというと受け身な人間だから、向こうが日本語での会話を希望するならどこまでも一緒に頑張るだろうし、英語圏の人は日本人よりも自分の目標に向かって貪欲なタイプになる場合が多いから、どんどん日本語で話してくると思う。

 

そう考えると、Language Exchangeを希望している日本滞在の外人さんって、日本語を学ぶこを第一目標にしているんじゃなくて、友達が欲しかったんだろうなって、今になっては感じてきた。

 

ジェームスさんは東京に住んでいないので、その後も1か月おきに2回程会い、なんてことはない会話を楽しんだ。

その後彼は西日本に拠点を移すことになり、東京に来ることがなくなり会わなくなってしまったのだけど、Facebookで繋がっているのでときどきメッセージのやりとりをしている。

 

Facebookの投稿を見ていても、彼はほんわかしていて、足の悪い母国のお母さんを心配するとても優しい人だった。

Language Exchangeパートナーの1人目がもし怖い人、合わない人だったらもうLanguage Exchangeをやめちゃったかもしれないけど、ジェームスさんみたいな人でよかったなって思う。

 

 

Language Exchangeで彼氏を見つけました。

私とJの出会いは、Language Exchange。

違う言語を話す人が、お互いの言語を教えあうこと。

私はネットでLanguage Exchangeパートナーたちを探したから、Jとの出会いは「ネット」ってことにもなるかな。

 

Language Exchangeは、ネットでも人の紹介でもよいけれど、言葉を勉強している者同士が出会って、お話するも良し、本を読むも良し、がっつり勉強するも良し、気楽・気ままにお互いの言葉を学ぶ。

その際には、カフェなどで実際に会ってが多いみたい。

英語学校に通うのは高いけれど、これならカフェのお茶代くらいで済んでしまう。

 

私がもう古いタイプなのかなぁ。

出会いが「ネット」って、ちょっとまだ人に言いにくいところがあったりする。

怪しい出会い系サイトがはびこっているから、その類を利用したと思われるのが嫌なのか。

リアルに出会えないからネットになってしまったと思われるのが嫌なのか。

それとも、このネットという匿名性が高い(特に日本では匿名性が高いと思う)世界で、人知れず「隠れたように」出会いを求めるところがちょっと怪しく感じたりするのかな。

あとはやっぱり、まだ少数派だと感じるところもあるでしょう。

 

けれど、かなり海外ではネットでの出会いが以前からも普通になってきているみたい。

例えばこの記事

最近のアメリカの成婚者の3分の1はネットでの出会いがきっかけ - IRORIO(イロリオ)

結婚に至った出会いの3分の1がネットとはすごい!

こんな世の中なら、もう出会いがネットなんてお隣もそうかもしれないしネットが出合いであることを言いにくい時代でもなくなるかも。

 

といっても、私も出会いを聞かれたら、「Language Exchangeだよ」とあっさり答えてる。

Language Exchangeはまだそこまで名が知られてなく、その説明から始まるようになることがほとんどだけど。

 

私が利用したLanguage Exchangeパートナーを見つけるサイトはこの2つ。

My language exchange.com

私にとっては、はっきり言って使いにくい。使えない。

ある程度利用するには課金されるし、あ、いいな!と思った人にコンタクトとっても、レスポンスがないことが多かった。

それに、このサイトを経由して会った人はひとりもいなかった。

 

Conversation Exchange.com

私が利用して5人のLanguage Exchangeパートナーと出会ったのはここ。

今よく見てみると、Tokyoに限定されたサイトみたい。

首都圏在住で、外国人のお友達が欲しい、語学の勉強がしたい、と思っている人にはおススメです。

 

けれど、知らない人と会うのは危なくない?怖くない?

と思う人も多いでしょう。

少なくとも私の出会った人たちはみんないい人たちだった。

それに私の性格上、怖がっていたら逃してしまうチャンスも怖い。(基本臆病だけど)

 

私が4年前程の当時、Language Exchangeのパートナーを探し出した目的は

ちょうど長くて辛かった闘病生活から抜け出し、何か新しいことをスタートしたかったからが1つ。

そのときの私には、かなりエネルギーが溢れていた。

そして、もちろん英語をもっと磨きたかった。悲しいくらい会話は苦手で。

それにやっぱり、友達も欲しかったし、彼氏も見つかったらーなんて淡い期待もあった。

彼氏彼女の関係に限らずビジネスだってなんだって、どこに出会いやチャンスがあるかはわからないからね。

 

当時は「30代以上で、できれば女性」を第一条件に探していた。

でも英語を話す女性の登録が本当に少ない。

一番多いのは20代後半くらいの男性だったかな・・・

登録している英語スピーカーは男子95%、女性5%くらいとにかく女性が希少。

あとは、この人マジメそうだな、とメッセージ送って帰ってこないことも多かったけど、恐らくそんな人は、20代のキャピっとした若い女子(当時の私は31歳か)を希望していて、まさしく出会いを求めてる人だったのかもしれない。

そう考えると、下手に会わなくてよかったなーって思ったりもした。

だから、ある程度若い人がLanguage Exchangeパートナーを探しているときは、もっと注意が必要になるんだと思う。

 

私が出会った5人についてちょっと綴っていきたいと思う。

そのうち1人とは最初に会った後に音信不通になったけど、その他4人はとても良い出会いだったし、なんといってもJとの出会いは私の運命をだいぶ変えてしまったなーって、思うしかないくらいデカい出会いだったな。

 

 

 

 

【bird】 私は鳥?私の存在は鳥なの? いえいえ、イギリスの俗語では・・・

出会ってから1年くらいまでは、結構ケンカしてた。(今もタマにするけど)

その原因は大抵、Jが私を「犬か猫みたいに扱うから」。

その頃は職場が近かったこともあったし、一緒に過ごしたくって、よくJの家に遊びに行ってた。

私はそんなに「構ってちゃん」ではないと自負してるんだけど

あまりにも粗末に扱われると、ガッカリしちゃうときもある。

 

何を言っても反応がなかったり

大事な記念日なのに(私の誕生日とか)、「もう十分遊んだでしょ?帰ってね」と言われたり

口論して出て行っても、ひとっつも追いかける素振りを見せなかったり

(そしてその後も電話とかメールなし)

そろそろ来るって知ってるのに雪降る寒い中、マンションの外でずっと待たせたり

(不運にも携帯の電池が切れて、登録してある電話番号もわからずで)

深夜近い時間に帰るのに、東京のど真ん中なのに、駅まで見送りとかなしだったし

(いやね、私もそこまでか弱くないけどね)

ベッドに横たわっていると約100キロの巨体のクセに思い切り乗っかってきたり。

 

でも今は以前よりこういうことなくなった。

私自身も変な求め方し過ぎてたって気づいたし

Jが恐ろしく忙しくて、集中しはじめると他が何もわからなくなることも、やっとわかった。

で、自分も会社を離れて自分で稼ぐようになると、この真剣さ、切迫感が身に染みて理解できるようになった。

 

でも当時はよくJに向かって

「私のこと、よく家に遊びにくる犬か猫くらいに思ってるんでしょ!!うわーん」

ってよく言ってたw

扱いも「女性」というより「ペット」って感じだし。

 

出会って2年くらいのころ、Jの友達がBarに集まってるところに2人で行った。

その誘いの電話にJが応えているのが耳に入った。

「I will take my...bird.」

 

え?!bird?鳥?!それ私のこと!?!?

犬でも猫でもなく、ああ、私は鳥だったんだ!!!!

はい、どうせいつもピーピーまわりで言ってますよー。

「なんだよ鳥って~」とJに冗談ぽくその後もつついてたんだけど、Jの反応はアハハハくらいなもんで。

 

そんな話をBarでJの友達にしてみた。そしたら教えてくれたの。

「birdはね、イギリスのスラングで、ガールフレンドの意味だよ」って。

 

 

Are you jealous of my tits? おっぱいが羨ましいの?? YES!

東洋人の胸板って薄いことが多いけど、西洋人って胸板が厚い人が多い。

Jも胸板が厚いほうで、しかもちょっと余計な脂肪さんが多い人なので

その胸板の上にこんもりと固太りなお肉が。

 

Tシャツの上からでもその膨らみはわかって、走ると結構揺れる。

おっぱいが大きいのは私の憧れなので、いつもついつい、モミモミしてしまう。

そうするといつもJは言う。

Are you jealous of my tits?

 

僕のおっぱいが羨ましいの?って意味。

jealousはジェラシーって日本語でも馴染み深い言葉の形容詞だってのはわかると思うけど

男女間の嫉妬とか日本語ではもっとやっかいなものの意味として使われる気がする。

けど、こうして軽い羨ましさにも使えるんだな~って最初思った。

それと、何が羨ましいかを言うときに「of」が次に来るとはビックリだった。

 

そして「おっぱい」だけど

胸は「breast」じゃないの?って前にJに聞いてみたら

それはなんだか医学的すぎてあまり使わないなーって言ってた。

おっぱいは「tits」とか「boobs」と言うらしい。

Jは「tits」を使うけど、前にゴシップガール(アメリカのドラマ)を見てたら

ヴァネッサがチャックの視線を感じて「私のboobs見てたでしょ!」って言ってた。

 

2人でジョギングを毎日のようにしてるんだけど

私が最近買ったスポーツブラにはちょっと底上げのパッドが付いていて

それを入れたほうが胸に安定感が出てずっと走りやすい。

それをジョギングに出る前にブラに詰めていたら

Jに「Fake titsなんていいから早く行こう!」と言われてしまった・・

Fake tits(ニセモノおっぱい)って・・・

でもさ、Jのtitsもジョギング中大分揺れまくってるから、スポーツブラ着用を勧めてみたら

結構素直に、うん、欲しい、って言ってた。

 

 

 

なぜ日本人は英語が聞き取れないのか?。。。。どうして?

ネット見てたら

「なぜ日本人は英語が聞き取れないのか?」

というコピーの広告が目に飛び込んできた。

 

早速、何でだと思う?とJに聞いてみる。

 

J「ガイジンがー、日本人みたいにー、話せばいいと思う。」

E子「・・・。」

 

外国人が日本人に譲歩しちゃうとは新説だ!

 

でも日本語を母国語にしない人にとっては、日本語の発音は難しい。

かなり極めた人でも、結局日本語に特有なクリアな母音の発音はできていない人がほとんど。

微妙な音が少ないお隣の韓国語だって「ざじずぜぞ」が発音できない。

だから外国人に英語の発音を譲歩してもらうのも、相手にとってハードルが高い。

 

相手が変わらないなら(その必要もないし)、日本人が聞き取らなくちゃだけれど

どうしたら聞き取れるようになるだろう?

私も知りたいところだけど

結局はどれだけ聞いたか、そしてどれだけの言葉や、言葉が使われている状況を経験して自分のものにしてきたかだと考えている。

積極的に吸収する気持ちがなくてもダメだと思う。

だから、能動的にスピードランニングなんていくらでも聴き流したって無駄だと思う。

 

自分がその言葉を使えなければ、聞いたってわからない。

相手がどの単語を言っているのか聞き分けられたって

会話のスピードの中でその単語たちが紡いでる意味をそのスピードで理解していけなければ聞き取れるわけがない。

 

自分の得意分野というのも出てくると思う。

例えば投資に興味があって、海外のもの含めて色んな文章を読んでいる人は

投資に関する英語の聞き取りが比較的楽だと思う。

だって、そこに含まれている言葉たちは既に自分の脳の中で生きているから。

逆に投資に興味があってファッションに興味はないけど

ファッションに関する英語を聞き取らなくてはならないのならば

1文を聞いている間にわからない単語や表現に出くわして、後に続く意味に追いつくことなく、意味がどんどんわからなくなっていくと思う。

 

だからやっぱり英語は勉強と場数。

勉強にはもちろん単語を覚えること、使い方を覚えること(文法)、言い回しを覚えること(慣用句)という地道な作業があって

それも覚えたところでアウトプットする場数が必要。(もしくは直接相手からアウトプットしてもらって自分の中で生きた英語として吸収する。教材じゃ難しい。どうやっても能動的になるから)

そして自分のものにする。

となると、かなりの時間がかかる。3か月で英語ができるようになる!とかいう教材は無理だと思う。

もちろん極一部の状況に限られた英語に関しては、数か月で問題なくできるようになるかもしれない。

けれどオールマイティになれるには、どれだけの場数を踏まなくちゃなんだろう。

そう考えると、かなりの時間と積極性がかかるよなーと思う。

 

私も日々、ストレス抱えながら英→日、日→英の翻訳をして、1年が経った。

翻訳は適切な言葉を自分で生み出さなくてはならないから、嫌でも単語も言い回しも適切に理解して自分で利用できるまで持っていかなくてはならない。

おかげでかな、1年前よりも海外ドラマの聞き取りが大分改善されてきた。

適当に聞き流してたって、いつまでたってもわかるようになんかならない。